JFEミネラル バーチャルPPAによる環境価値を調達
~新設の太陽光発電所から環境価値を調達しCO₂排出量を年間約2,500t削減~
2024年10月28日
JFEミネラル株式会社
アーバンエナジー株式会社
JFEミネラル株式会社(社長: 斉藤 輝弘 、本社: 東京都港区、以下「JFEミネラル」)は、アーバンエナジー株式会社(社長:小林 厚、本社:神奈川県横浜市、以下「アーバンエナジー」)とバーチャルPPA※1(新設する太陽光発電所における発電に係る環境価値売買契約)を2024年8月に締結しました。
本契約は、アーバンエナジーが調達する太陽光発電所において発電された電力由来の非FIT非化石証書を、JFEミネラルが購入するものです。本契約に基づき太陽光発電システムが創出する環境価値により、CO₂排出量を年間約2,500t削減できる見込みです。
JFEミネラル機能素材事業部は、CO₂排出量削減に向けた取り組みの一環として、追加性のある再生可能エネルギーの活用を検討し、2024年3月に自社ニッケル第5・第6工場の屋上を活用して、アーバンエナジーの太陽光発電PPAモデル※2「ゼロエミプラン® オンサイト型サービス」を導入しました。
今回の契約は、オンサイト型PPAモデル導入に続き、追加性のある再生エネルギー使用の拡大をさらに促進するものです。JFEミネラル機能素材事業部は、今後も本サービスの導入などを通して、CO₂排出量削減に積極的に取り組み、地球環境に配慮した次世代型生産工場を目指してまいります。
アーバンエナジーはSDGsの達成に向けて再生可能エネルギーの利用拡大を目指すとともに、本サービスの提供により企業の環境経営の推進に貢献することで、持続可能な社会の実現を目指してまいります。
※1 「バーチャルPPA」とは、コーポレートPPAの一種であり、新たに設置される太陽光発電システムの発電量に応じた環境価値のみを長期で直接購入する契約で、実際の使用電力は、これまでと変わりなく現在の小売電気事業者との電気需給契約によって供給されます。また、新たな再生可能エネルギー発電設備への直接投資がされるため、再生可能エネルギーが増加する「追加性」を持ち合わせていることから、社会全体の再生可能エネルギー拡大に貢献します。
※2 「太陽光発電PPAモデル」とは、第三者が需要家の敷地や屋根などを借用して太陽光発電システムを設置し、発電した電力と環境価値を長期にわたり需要家に販売するモデル。需要家は初期投資ゼロで再生可能エネルギー由来の電力を活用することができ、加えて電気料金の削減が期待されます。
■設備概要
発電出力 | 2,970 kW(PCS出力) |
総発電量 | 5,700 MWh/年 ※20年平均値 |
CO₂排出削減量 | 2,500 t-CO₂/年 ※20年平均値 |
■バーチャルPPAのイメージ
以上