西武バス 所沢営業所に地域新電力による「創電割® 」サービスを全国初導入
~ところざわ未来電力とJFE グループの協業による廃棄物リサイクルループの実現~

2024年03月29日

株式会社ところざわ未来電力
西武バス株式会社
アーバンエナジー株式会社
J&T環境株式会社
株式会社木下フレンド

所沢市(市長:小野塚勝俊)等が出資する株式会社ところざわ未来電力(社長:中村俊明、本社:埼玉県所沢市)は西武バス株式会社(代表取締役社長:塚田正敏、本社:埼玉県所沢市)の所沢営業所(埼玉県所沢市)に対し、「創電割® 」※1 と調整後CO2排出係数が0 (t-CO2/kWh) の電力である「ゼロエミプランライト」※2の提供を2024年3月25日より開始しました。

 

今回採用された「創電割® 」は、ところざわ未来電力の電力販売支援を行うJFE エンジニアリンググループのアーバンエナジー株式会社(社長:小林 厚、本社:神奈川県横浜市)が提供する独自のサービスです。廃棄物から発電した電力を買い取り、廃棄物の発生元施設へ電力を供給する際に、廃棄物処理量に応じて電力料金を割り引くサービスで、サステナビリティ経営に取組む企業からの採用が近年増えています。

 
今回のスキームでは、西武バス・所沢営業所で排出された廃プラスチック等の廃棄物を、地元の産業廃棄物処理事業者である株式会社木下フレンド(代表取締役:木下公次、本社:埼玉県所沢市)が収集・中間処理・運搬をします。その後、収集した廃棄物をJFE エンジニアリンググループのJ&T 環境株式会社(社長:露口哲男、本社:神奈川県横浜市)が保有するプラントで焼却・発電し、その電力をアーバンエナジーが調達、ところざわ未来電力が取次契約として西武バス・所沢営業所に供給します。なお、自治体出資の地域新電力が創電割® サービスを採用し、提供するのは全国初となります。

 

西武バスでは、かねてより安全・安心を第一として、環境や社会情勢が抱える課題解決に向けた取り組みを推進しており、エコドライブの促進はもとより、地球環境に配慮した多様な燃料をはじめ、燃料電池バスやEV バスの導入も進めております。
そして、この度「創電割® 」、「ゼロエミプランライト」を採用することによって、理論上、所沢営業所は廃棄物から生み出されたCO2フリーの電力を利用して運営されることになります。この取り組みを通じて、より一層、脱炭素社会の実現に寄与すべく、環境にやさしく、地域と調和できる公共交通機関を目指してまいります。

 
ところざわ未来電力は、「マチごとエコタウン所沢構想」の一環として、所沢市、JFEエンジニアリング(株)、飯能信用金庫、所沢商工会議所によって設立した地域新電力会社です。再生可能エネルギーをはじめとした環境への負荷が少ない電力の利用を推進し、市域から排出される温室効果ガス排出量を削減するとともに、自然に寄り添う持続可能な地域社会の実現を目指しています。
今後も環境に配慮したサービスの拡充を図り推進することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

※1 アーバンエナジーが廃棄物から発電した電力を買い取り、廃棄物の発生元施設へ供給する場合に、廃棄物量に応じて電力料金を割り引くサービス。同サービスは2017年から開始しており、新電力として独自のサービス。
※2 使用電力量に対して再生可能エネルギー指定の非化石証書等を用いて調整後排出係数を0とし、実質的に再生可能エネルギー100%を実現する環境重視型の電力供給プラン。

 

以上

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