橋梁建設⼯事でカーボンニュートラルを推進
〜CO₂フリー電⼒・次世代バイオディーゼル燃料を採⽤〜
2024年01月30日
JFEエンジニアリング株式会社
アーバンエナジー株式会社
JFEエンジニアリング株式会社(社長:大下 元、本社:東京都千代田区)は、橋梁工事の環境負荷低減の取組みとして、子会社で新電力会社のアーバンエナジー株式会社(社長:小林 厚、本社:神奈川県横浜市)が提供するCO₂フリー電力「ゼロエミプラン®」※1を、国土交通省 関東地方整備局発注「R5国道19号松本拡幅落合橋側道歩道橋上部2工事」の現場事務所および現地工事用電力として、業界に先駆け採用しました。
当社は、鋼製橋梁の主力製作工場である津製作所において、アーバンエナジーが提供する「低CO₂プラン」※2を導入し、CO₂排出量の低減を図っています。
このたび、橋梁工事における環境負荷低減の取組みを加速する観点から、現地工事の電源に「ゼロエミプラン®」を導入し、現地工事の電力使用によるCO₂排出量を実質ゼロとしました。さらに、現場で使用する主な建設機械の燃料には、通常の軽油と比べCO₂排出量が少ないユーグレナ社の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」※3を使用します。これらにより、現地工事全体でCO₂排出量の削減に取り組みます。
今後、今回の取組みによる環境負荷低減効果を検証し、他の橋梁工事への導入も検討予定です。
JFEエンジニアリンググループは、引き続き再生可能エネルギーをはじめとした発電所の建設・運営および環境に配慮した電力の利用拡大などを通じて、カーボンニュートラルの実現に向け貢献してまいります。
- ※1FIT電気等を電源とし、再エネ指定の非化石証書やJクレジットを用いて、実質再生可能エネルギー100%を実現する環境重視型の電力供給プラン
- ※2FIT電気や廃棄物発電等を電源とし、非化石証書やJクレジットを用いて、CO₂排出係数を抑えた(調整後排出係数0.300kg-CO₂/kWh以下)環境重視型の電力供給プラン
- ※3食料との競合や森林破壊といった問題を起こさない持続可能性に優れたバイオマス燃料。原料となる植物や藻類が成長過程で光合成によってCO₂を吸収するため、燃料使用時のCO₂排出量が実質プラスマイナスゼロとなる次世代バイオディーゼル燃料
工事概要
工事名称 | R5国道19号松本拡幅落合橋側道歩道橋上部2工事 |
施工場所 | 長野県松本市白坂地先 |
発注者 | 国土交通省 関東地方整備局 長野国道事務所 |
工期 | 2023年5月~2024年3月 |
橋梁形式 | 単弦フィーレンディール橋 |
完成予想図
電力供給スキーム
以上